四月物語

2016年4月5日 映画
BSで放映されていた岩井監督の映画、録画して見終りました。

20年前くらいの映画かな?
今の若い人がみたら、どうなんだろう・・・まどろっこしく感じるのかな?

特に盛り上がる場面もなければ、奇抜なストーリー性もありません。

北海道から大学進学で上京した女の子の物語です。

リアル松さんご一家が勢ぞろいしているのに、松たかこさんだけがいなくて???
でしたが、大丈夫、こちらはすぐに登場しました。

突拍子もなく楽しめたのが、江口洋介、石井竜也、伊武雅刀のお三方。

キャスト名を見て、どこに登場かと思いきや、トンデモな芝居をしておりました。これには笑えます。

面白いといえば、引越屋さんとの絡みが絶妙で楽しめました。

映像に拘る岩井監督らしさが、どこそこに感じられますが、こんなに舞う?というくらい桜吹雪が舞っていました(笑

どうでもいいようなさりげない会話が、ストーリーの伏線になっていたり、もう一人の主人公がラスト近くにならないと登場しないとか、そういうのも、らしいかな。

見逃してしまいそうな女の子ならではの微妙なココロの揺れを男性の岩井監督が、
絶妙に描けるのは、今なお不思議。


もう一度、Love Letter を見たくなりました。


まとまった時間が少しできたので、少し前にビデオにとっておいた映画、「父と暮らせば」を見ることにしました。




井上ひさし氏の戯曲だそうで、登場人物は、3人。

そのうち一人は(浅野氏)、映像のみの出演。

親子である宮沢りえちゃんと原田芳雄さんの2人芝居で構成されているところは、原作である舞台を想像させます。

2人の饒舌な広島弁でテンポよく物語は進んでいくんだけれど、饒舌であればあるほどなんともせつなく悲痛なストーリー。

それでいて重くないのは、原田さんのユーモラスなセリフもさることながら、活き活きとした立ち振る舞いのせいかな。

存在感たっぷりな素敵な俳優さんですね。


偶然にも映画をみたこの日は、ヒロシマ原爆の日。

「うちは、しあわせになってはいけんのや」

主人公が幾度とかなく呟く台詞です。

ずっと頭にのこってるりえちゃんの声。

未来の子たちに、同じ想いをさせては、いけないよね!

未来の子たちを守れるのは、今を生きている私たちのはず。

守られている最低限の約束をなぜ自ら放棄しようとする人たちの考えが理解できません。

改めて考えさせられた1日でした。

剱岳

2009年7月4日 映画 コメント (2)
剱岳
先週、映画【剱岳 点の記】を見てきました。
原作は、新田次郎氏。
明治時代、日本地図完成のために命を賭けた男たちの記録です。
まずは、パノラマスクリーンいっぱいに映し出される剱岳。
その山は、ひれ伏すほどの切り立った尾根の稜線が続き、急峻な岩肌に覆われている孤高な山、想像以上でドキモを抜かれます。
それを見られただけでも、今回映画館まで足を運んだ価値ありです。
延べ200日以上費やしたというだけあって、どの風景も、どのシーンも、美しくも厳しい大自然が目を奪います。
その一方、華美な装飾も、期待するようなどんでん返しもなく、ただ純粋に私利私欲とは無縁な職務を遂行することだけに徹底的に拘っていて、結果を急ぐことに慣れている今の若い方は多少退屈かもしれません。
そしてもうひとつ、心地よかったのは、耳に入ってくる美しい日本語。
私達が忘れかけている美しい響きが、とても新鮮でした。
けして大きな感動はありませんが、静かに押し寄せるさざ波のような感動がじわりじわり・・・ココロのヒダに浸みこんできます。
見終わったあとも、ずっと余韻が残る作品でした。

そして、エンドロールのニクイ演出。
キャストもスタッフも協力団体や施設もすべて【仲間たち】という括りで 
横一列の連名。
私が気になったのはそのエンドロールの最後を飾った、藤原姓の御二方のお名前。
で、・・・調べてみました!
お二人は、原作者新田次郎氏のご子息でした。
どこかで・・・とうろ覚えだった正彦氏のお名前。
やっぱり・・国家の品格の著者でした。
そして、氏こそ小川洋子さんの博士が愛した数式のモデルとなった数学者です。
胸にかかえていた謎がとけてすっきり♪
で、ついでに柴崎の好敵手、道楽の山登りと言われていた小島烏水氏について、
検索。
日本山岳会の初代会長。職業は、銀行員。氏の著書もけっこうあるようです。@@
また、原作者の新田氏は、気象庁勤務時代富士山気象レーダーの建設に係わったかたとか・・。
もっとついでに、香川さんは、元宝ジェンヌの浜木綿子さんのご子息で父親は歌舞伎界の方、そして天下のTO大卒(昔ワイドショーで合格を喜んでいた浜さんを覚えています。)
そんな経歴さえも億尾にも出さない香川さんは、まさしくこの映画の役どころと同じく謙虚なお人柄でいうまでもなく高感度またまたアップ♪
と、随分話が逸れましたが、私的には話題性盛りだくさんの映画でした♪

あと、更に余談を秘密に^^

ここ最近のお休みの日の過ごし方といえば、
旦那さんが借りてくるビデオを見て過ごすことが多くなりました。

先週は、【西川美和】監督の作品、オダギリジョー、香川照之出演の【ゆれる】

見る前は、オダギリジョー主演作品と思っていたのですが、(実際そうかもしれませんが)あまりにも香川さんの演技が素晴らしいので、私の中では両方主演という感じ。


キャスティングも、はまりすぎるくらい事にバッチリ。
東京でカメラマンとして自由奔放に生きる弟と田舎で家業のガソリンスタンドを継ぐ兄。

いろんなシーンの風景や背景がゆれ、さりげない一言が、仕草や目線がゆれ、それらが絡み合って、ココロをゆらします。

女性監督ならではの拘りが伝わってくる、とても丁寧な作品。



男兄弟って、なんでもわかっている一番近い存在で、実はなんにも知らない一番遠い存在なのかも・・・と我が子達に重ねて思いました。





それから、西川監督の次作品【ディアドクター】
伊豆の診療所がモデルだそうで・・・

また、是非見てみたいです!

年末に旦那さんが同僚から借りてきたDVD。

年末年始は、子供達がいたのでなかなかゆっくり見ることができずにいたのですが、ここ2週間とっぷり映画三昧の日々を送っております♪
旦那さんは、マクベスやら大いなる陰謀、NEXT、ミストなどなど見ておりますが、私は数ある中から重くなさそうなのをチョイス。


・スターダスト・・・◎
・幸せのレシピ・・・○
・Onceタブリンの街角で・・・△
・最高の人生の見つけ方・・・◎
・陰日向に咲く・・・×
・アフタースクール・・・◎
・少林少女・・・×
・クワイエットルームにようこそ・・・×
・未来予想図・・・○
・幸せになるためのドレス・・・○
・インディジョーンズ・クリスタルスカルの王国・・・○
・ヘアースプレー・・・○
・奇跡のシンフォニー・・・◎


お薦めは、「奇跡のシンフォニー」と「最高の人生の見つけ方」かな。
「アフタースクール」は、邦画だけど、大泉さんと今注目している俳優の堺さんが出演、どんでん返しがあって面白いです。
映画の評価は、ただ個人的に楽しめたかどうかなので、必ずしも世の中の批評と同じとは限りませんので悪しからず・・。
ビデオ鑑賞2本目

乙一さんの小説の映画化です。

こちらは、原作を読んでいないので、なんの先入観もなく単純に楽しめました。


しんやさ~ん

きこえますか~?

こちらは もうすぐ あきで~す

わたしは げんきに

いきていま~す



いってしまった しんやに叫ぶラストは感動です。


そして、成海 璃子ちゃんがかわいい!

小出 恵介君も朴訥した演技が高感度アップ♪



瑠璃の島をTVで見たときは、随分しっかりした子役だと驚いた記憶があります。
その時も、緒方拳さん相手に堂々たる迫力ある演技に感心したけれど、この映画では、内気で繊細な少女を見事に演じきっています。

今、私的に注目度No1の女優さん。

今後も地に足をつけ、自分を見失うことなく、成長していってくれるような気がします。



少なくとも、「別に~」などとは、言わない・・と思います(笑
朝から降り始めた雨は、私を一切の家事から開放させてくれました^^
こんな静かな秋の日にぴったりな邦画2本、たっぷり鑑賞しました。



まず、1本目は、市川ワールドの映画化(そのときは彼によろしく)。

すでに小説で読んでいるものの、そろそろ記憶が怪しくなってきていたころ・・・
あれ?こんな設定だった?
な~んて箇所多数だったのですが、まぁ映画という限られた短い時間に収めるにはそれなりの変更もありなのは仕方ないですね。

映画事態は、ファンタジーっぽく、とってもピュアで透明感ある綺麗な映像です。

水草とか、回想シーンの湖とか、とにかく、みどり色が幻想的ですっごく綺麗です。

あと、原作ではアダルトなシーンもありましたが、映画では徹底的に純愛映画風に拘っていて、お茶の間で安心して(笑)子供と見れる映画です。


~以心伝心~

携帯電話が普及している今、流行らないかもしれないけれど、こんな言葉がうかんでくる温かい気持ちにさせてくれます。
ただ、物語に信憑性を求める方や辻褄を追及される方には、物足りないかもしれませんね。

繊細な市川さんの世界が伝わってくるやさしい作品に仕上がっていると思います。



眉山

2008年10月25日 映画 コメント (7)
母子の絆がテーマです。

見終わったあとも、暫く余韻にひたっていたい静かな映画なのに、熱く力強く温情が伝わってくるいい映画でした。

娘役のななこさんは、相変わらず素敵なお嬢さんで、母親役のみやもとさんも凛と
していてとても美しいです。



ココロが強いことは、すごく憧れることなのですが、
もしかしたら、
強くなるということは、悲しいことなのかもしれない・・・
と思ってしまいました。






だいぶ前に、レンタルで見たターミナルが、昨日TVで放送されていました。

この映画を見た皆さん。

泣けましたか?

確か、この映画のコピーは・・・

全米の涙を誘った〜とかだったと思うのですが、
涙を誘うどころか、私にはコミカルな映画にしか思えませんでした。

もう、最初から笑いどころ満載で、楽し〜い映画でした。
最後の終わり方は、多少疑問符が残りましたが。

だから、全米はともかく、

日本中の笑いを誘う・・・の方がぴったりだと思いながら、見ていました^^
クライマーズ・ハイ
少し出遅れましたが、周りで一緒に行ってくれる人がいなかったので、先日帰省した長男を誘って(無理やり^^;)
仕事帰りに見てきました。

ラッキーなことに、今日は、1日デイでした♪

いや〜、よかったです!

通常映画化される前に原作を読んでしまった場合、自分のイメージが出来上がってしまっているせいか、その落差にがっかりすることが多かったのですが、今回は、原作のイメージが損なわれることなく、ううん・・そのイメージをさらに膨らませるこができ期待通りの作品でした。

堺 ●人さんの演技も光ってました。

堤さんは、記者としてはかっこよすぎ・・・ですね。

「邦画としては、久々にいい映画をみせてもらったよ^^」

付き合ってくれた長男に言われ、ホットしました。
今、ブランチで紹介されていました。

以前、レビューしたクライマーズハイが映画化され今日から公開のようです。

少し前の地元新聞で知ったのですが、メガホンをとった原田監督は、県内出身の監督なので県内ロケもけっこうあったようです。
見てみたい気もします。

堤さんも好きな俳優さんの一人ですし・・・ね♪

フラガール plus 1

2008年3月24日 映画
サントラ ナレオ ジェニファー・ペリ 照屋実穂 ジェイク・シマブクロ CD ソニーミュージックエンタテインメント 2007/02/21 ¥2,940オン・ザ・ロード

実話なのでしょうね。

この頃は、すでにこの世に存在していた自分。

地域差もあるのでしょうが、異次元のようで、なんだかとても不思議な感じだけれど、とても楽しくみることができました^^

ところで、今まですごい勘違いをしていたことに気が付きました。(汗

主人公の○井 優ちゃんと●崎 △おいちゃんの区別がついていなかった・・・。

私の中では、同一人物だったのでした(汗

似てませんか???
DVD コミックス・ウェーブ・フィルム 2007/07/19 ¥6,990 静謐で淡くささやきかけるような映像。大事な思い出をのぞき込むかのような、ささやかな世界。東京ローカルを舞台に、一組の少女と少年の初恋と、その顛末を3つの短編で描く。極めて少人数でアニメを制作する、新海誠監督の3作目となるフルデジタル作品だ。 過去にとらわれた少年は、少女と離れることで未来へ進むべき足を止めてしまう。



先日、長男の部屋を一緒に片付けていた時、

これ、面白いよ^^

と、お薦めだったので持ち帰り、静かな雨の休日の今日、見終わりました。

背景描写が凄いから、隅々までじっくり見るように・・・!

ということで、小さな目を見開いて食い入るように見ました。

やっぱり、男の子の方がピュアですね。
うん、いつの時代も女の子の方が、前を向いて歩いているような気がします。

このアニメを薦めてくれた長男は、この主人公の少年の気持ちに共感できるものがあるということなのでしょう。

思い出は、思い出だからこそ美しいまま・・・なのだよ。

長男よ。しっかり、前を向いて踏み出そう!^^

ちなみに、秒速5センチメートルは、桜の舞い落ちる速度だそうです。
DVD 角川エンタテインメント 2007/09/07 ¥3,990 2007年3月に公開された、林遣都主演の青春野球映画。共演は、山田健太、萩原聖人、菅原文太ほか。原作は、1000万部を突破した、あさのあつこによる同名のベストセラー小説。大人をも凌駕(りょうが)する12歳の天才ピッチャー・巧(林)と、彼の球を受けとめられるキャッチャー・豪(山田)の強い友情の絆を描いた物語で、巧をはじめ登場…

レンタルしてきました。

長男の高校時代、雨の日や補講のある日の待ち合わせは、高校の近くのとある本屋さんでした。

退屈な待ち時間も、私達にとっては、願ってもない絶好の場所。

いつものように、新刊コーナーに行くと、平積みされたある本が目に留まりました。

それがこの本、漫画みたいに何冊かあって、面白そうだな〜と心奪われそうになったその時、長男が現れ、

「お母さん、それ、児童文学だよ^^」

と、冷やかな一言。

「絵本の好きな大人だっているんだから、いいじゃん!」

とは言ってみたものの、手にした本をそっと置き、店を出てしまいました。

その時の本が、あさのあつこさんのこの【バッテリー】でした。

半年前、TVでW大の王子の高校時代のキャッチャーの特別インタビューを見た記憶があるのですが、

まさしく、このキャッチャーの苦悩が豪クンの苦悩なんだ・・・と、すっごくリアルに思い出しました。

その彼が、TVで、

先輩が抜けた後、自分が正捕手になったのだけれど、王子の剛球を捕れなくて、王子が自分を避けるようになり、一線を引かれたこと。

情けなくて情けなくて、必至に練習したこと。

そして、甲子園で優勝した時、王子が、

「おまえがいたから、俺は思いっきり投げることができた。
みんながいたから、優勝することができた。」

みたいなことを言ってくれて野球を続けていて良かったと、インタビューに答えていました。

ヒーローは、決して一人でヒーローになれるものではなく、いろんな人の支えがあって初めて輝ける・・・言葉にするととても簡単だけど、実際の少年スポーツの世界では、自分の力に傲慢になってしまう場合は少なくありません。

でも、この映画を通して、忘れかけていた些細なこと思い出してくれるんじゃないかな・・・

ラストは、そんな温かい気持ちにさせてくれました。

誰も知らない

2007年2月10日 映画
DVD バンダイビジュアル 2005/03/11 ¥3,990 『ワンダフルライフ』『ディスタンス』の是枝裕和による、劇場用長編第4作。1988年に東京で実際に起きた「子ども置き去り事件」をモチーフにし、母親に置き去りにされた4人の子どもたちが、彼らだけの生活を続ける約1年を描いている。撮影にも1年以上をかけた入魂の一作だ。 撮影時、子どもたちに台本は渡されず、監督のその場の指示で…

カンヌでしたっけ?
主役のピュアな少年が話題になりましたね。

なんともやるせないストーリーで…。

子供を守るのは、私達大人です。
どんなにしっかりしていても、子供は子供なのです。

美しい国ってどんな国なのでしょうか?

こんな子供達がいないことを願わずにはいられません。
DVD ポニーキャニオン 2006/04/19 ¥4,725 新宿で起きた殺人事件の捜査本部長を務めていた室井管理官。その事件の捜査線上にあがってきたのはなんと現職の警察官。だが取り調べ中に被疑者は逃走、交通事故で即死してしまう。そんな中、被疑者の母親は過剰な取り調べがあったとして室井を刑事告訴する。 柳葉敏郎扮する室井慎次が逮捕されるという衝撃の展開から始まる。

踊る大捜査線シリーズ、けっこう好きだったりします。
日曜日、TSU○○…で、借りてきました。
旦那さんと次男は、居間で4400を見るというので次男のノーパソを借りて寝室で見ました。

感想はというと、

音量をMAXにしても、聞きづらいです!

音響は大きいのに、つぶやくような台詞になると、聞き取れないくらいに小さい!
邦画は、劇場用の音響仕様なのでしょうかね??

そうそう、青島刑事は全く登場しませんでした。
でも、弁護士役の田中麗奈ちゃんが、頑張っていてよかったです。

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