母娘三人旅  2日目   豊島
母娘三人旅  2日目   豊島
母娘三人旅  2日目   豊島
2日目は、再びフェリーに乗って、お隣のアートな小さな島、豊島へ。

東京のとしまく と同じ漢字ですが、てしま と読むこの島は、
  
周囲は約20キロメートル、人口は1,000人弱の小さな小さな島です。


ここでのお目当ては、豊島美術館。

事前に仕入れていた情報だと、まあるいドーム型の白い美術館で、なにやらなんにも無い美術館で、自然との共感で生まれるその空間すべてを五感で感じたものがアートだということらしい。

ガイドさんの説明だと、ところどころ、小さな水たまりができていて濡れているので、気をつけて下さいとのことと、ひそひそ話しも含め私語厳禁!ということ。

入り口で靴を脱いで、入場すると、そこは、美術館という今までの概念を覆す空間が広がっていました。

館内は真っ白いコンクリートドームになっていて,天井を支える柱などはありません。

角度を変えた大きな2つの開口部があります。

きっと時間の経過ととも、そこから入る採光も計算されているのでしょう。

そこからは、抜けるような青い空を仰ぎ見ることもでき、場所を移すれば、柔らかな陽射しが注ぎ込まれ、またその陰影も趣があって、鳥の声、風や木々の奏でる音が響き合い、それもりっぱなBGMとなって、自分の五感が試されているかのような不思議な空間です。

さて、水溜り注意!という床ですが、
こちらは、撥水加工されたコンクリートのようで、この床に開いたいくつもの小さい穴から、不定期に水蒸気のような水が湧き出るという斬新な床です。

湧き出た水は、小さな玉になって、それがわずかな傾斜に従って移動すると、他の水滴と合流して大きくなってはまた別の場所では留まり、また成長すると流れ出しては傾斜に沿って合流し、最後には大きな泉にたどり着きます。

写真撮影が禁止でしたので、上手くお伝えできないのが残念です。

耳を澄ますと、この流れていく水の音も聞くことができました。(少し年配の方は、聞こえないというので、年齢にも差があるかもしれません)

風の音、草木や竹がなびく音、水滴の音、島で聞こえる音、島から見える普通の景色もすべてが、私が日常で聞き逃していた大事なものを思い出させてくれました。

こういうことに気がつかせてくれることこそが、非日常なのかも。


画像1は、美術館入り口までの小道
画像2は、美術館出た後


実は、この豊島に関しては、色々考えさせられたことがありました。
また、後日触れたいと思います。

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