まとまった時間が少しできたので、少し前にビデオにとっておいた映画、「父と暮らせば」を見ることにしました。




井上ひさし氏の戯曲だそうで、登場人物は、3人。

そのうち一人は(浅野氏)、映像のみの出演。

親子である宮沢りえちゃんと原田芳雄さんの2人芝居で構成されているところは、原作である舞台を想像させます。

2人の饒舌な広島弁でテンポよく物語は進んでいくんだけれど、饒舌であればあるほどなんともせつなく悲痛なストーリー。

それでいて重くないのは、原田さんのユーモラスなセリフもさることながら、活き活きとした立ち振る舞いのせいかな。

存在感たっぷりな素敵な俳優さんですね。


偶然にも映画をみたこの日は、ヒロシマ原爆の日。

「うちは、しあわせになってはいけんのや」

主人公が幾度とかなく呟く台詞です。

ずっと頭にのこってるりえちゃんの声。

未来の子たちに、同じ想いをさせては、いけないよね!

未来の子たちを守れるのは、今を生きている私たちのはず。

守られている最低限の約束をなぜ自ら放棄しようとする人たちの考えが理解できません。

改めて考えさせられた1日でした。

コメント

hana
2015年8月7日12:25

メイさん^^

お久しぶりです。

私は映画でこの作品を観ました、かれこれ10年くらい前になるでしょうか。
父親役は原田芳雄さんだったと記憶しています。
静謐という言葉という印象でしたが、メイさんは饒舌な広島弁とおっしゃっているので、私の記憶は当てにはなりませんが^^
スペイン人の友だちが来ていたので一緒に行きましたが
はっきり「退屈だった!」と言われてしまいました(笑)
ま、分からないでもないですが^^

メイ
2015年8月7日13:17

hanaさん^^

こんにちはご無沙汰しております。
今hanaさんのところに、お邪魔したところでした。
>原田さん
でしたね!
ご指摘ありがとうございます。
山崎さんは、まだご健在ですしね。

関東人のせいかもしれませんが、広島弁がとても新鮮でした。
戦争物ものは悲しすぎるので、目をそらしがちなのですが、原田さんのお料理シーンも手際もよくて、会話に微笑ましいシーンもあったりで、後味よく見え終わることができました。

yasai
2015年8月15日1:14

僕は63年前に幼稚園のころ広島から東京に出て来ました
小学校の3年位で 皆んなに知恵がつき始めると
原爆がウツルから側によるな と虐められた事が何回かありました
だから この宮沢りえさんの 映像は 自分と少しかぶります


メイ
2015年8月17日13:51

yasaiさん

コメントありがとうございます。
yasaiさんは、広島生まれなんですね。
被爆された方も紙一重で逃れた方も、この70年、広島、長崎の方々にとって、私たちの計り知れないたくさんのご苦悩やそれぞれの想いが今もなお続いていると、長崎市長の式典の言葉を聞いて、あらためて思いました。
に、比べて首相の何度も同じ言葉を繰り返すあの声明は、絵空事を並べているだけで、ちっともココロに響きませんでした。

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