今朝のテレビで、ある下町の町工場を紹介していました。
何代も続いている鉄工所なのですが、お世辞にも立派なとはいい難い10人足らずの小さな工場でした。
そこで造っているのは、手術用の鋏。
先端の部分に到っては、あと0コンマ何ミリという微妙な研磨は、身体で覚えた勘による手作業で行っています。
外国製の鋏で和紙を切ったものとその鋏で切った和紙を顕微鏡で拡大して比べてみると、その差は一目瞭然。
切り口から先端まで、1本の直線で結ばれ、外国製のものに見られた絡みついたような繊維はまったく見られませんでした。
コメンティターの方も言ったおられましたが、これこそ日本人の技。
そして、さらに感心したのは、社長が照れながら見せてくれた本箱です。
自分の製品が、どのように使われているのかがわからないと、よりいいものは造れないから、という理由で、その本箱にはたくさんの医学書と脳内がわかる実寸大の模型がありました。
社長は、毎夜12時をまわってからの帰宅にもかかわらず、お医者さんがみるようなオペのビデオを見て、確認するという熱心さには驚きます。
「命を救いたいという思いだけで頑張っている医師がいる限り、自分達が妥協してはいけないと思うんです。」
たまたま、休日の今日見たテレビですが、日本の医療は、いろんなところでいろんな人たちに支えられてなりたっているんだと、またひとつ知ることができました。
そして、ミシェランの三ツ星もいいけど、こういう小さな町工場のようにちゃんと足に地をつけて頑張っているところにも光があたるよう、そしてもっとその技を発揮できるような社会であって欲しいと願わずにはいられません。
何代も続いている鉄工所なのですが、お世辞にも立派なとはいい難い10人足らずの小さな工場でした。
そこで造っているのは、手術用の鋏。
先端の部分に到っては、あと0コンマ何ミリという微妙な研磨は、身体で覚えた勘による手作業で行っています。
外国製の鋏で和紙を切ったものとその鋏で切った和紙を顕微鏡で拡大して比べてみると、その差は一目瞭然。
切り口から先端まで、1本の直線で結ばれ、外国製のものに見られた絡みついたような繊維はまったく見られませんでした。
コメンティターの方も言ったおられましたが、これこそ日本人の技。
そして、さらに感心したのは、社長が照れながら見せてくれた本箱です。
自分の製品が、どのように使われているのかがわからないと、よりいいものは造れないから、という理由で、その本箱にはたくさんの医学書と脳内がわかる実寸大の模型がありました。
社長は、毎夜12時をまわってからの帰宅にもかかわらず、お医者さんがみるようなオペのビデオを見て、確認するという熱心さには驚きます。
「命を救いたいという思いだけで頑張っている医師がいる限り、自分達が妥協してはいけないと思うんです。」
たまたま、休日の今日見たテレビですが、日本の医療は、いろんなところでいろんな人たちに支えられてなりたっているんだと、またひとつ知ることができました。
そして、ミシェランの三ツ星もいいけど、こういう小さな町工場のようにちゃんと足に地をつけて頑張っているところにも光があたるよう、そしてもっとその技を発揮できるような社会であって欲しいと願わずにはいられません。
コメント
同感です。
職業と言っても
私の知ってる職業の種類なんて知れてます・・。
まさに縁の下の力持ちですね。
凄いと思う。
本当に世の中には、まだ知らないお仕事頑張ってらっしゃる方たくさんいるんでしょうね。
こういう頑張ってる会社が、不況という理由で力が発揮できなくなることがないよう祈るばかりです。
日記で書かれた内容、特に「身体で覚えた勘」という事が、
自分のゼミで研究している内容とピッタリ重なっていて、
非常にコーフン(?)しています(笑)
日本の技術レベルの高さは計り知れないものなんですよね。
ただその事実は日本人より外国人の方がよく知っているというのも哀しい事実です。
グローバルと言われる世の中ですが、
日本人ならばまずは祖国日本をより知る必要があると思います。
そうじゃないと海外で胸を張って
「日本人です!」
と言えない時代がやってくる気がしてなりません。。。
「身体で覚えた勘」というのは、特別なものではなく、日々の積み重ねのご褒美なのかもしれませんね。
私の場合は、料理の味付けくらいですが・・・^^;(実はテキトーなだけです。)
>日本人ならばまずは祖国日本をより知る必要があると思います
海外にいくと、あまりにも日本のことを説明できなくて、恥ずかしかったというのはよく耳にする話ですよね。
外国諸国に比べ、日本は伝統を継承することが少ないように思います。
個人的には、着物、能や三味線など日本しかないものがもっと身近にあってもいいと思います。
コメントどうもありがとうね^^