ISBN:4163242104 単行本 重松 清 文藝春秋 2005/08/10 ¥1,500
七つの短編集から構成されていますが、最後の3篇、その日のまえに・その日・その日のあとで・は、続きなので、実際には五つの物語です。
同級生、幼馴染、夫、母、妻、のそれぞれの「その日」。
そして、五つのそれぞれの物語は、どこかでリンクされているという重松さんの心憎い演出に拍手です。
私も旦那さんも両親健在なので、本当の親近者の「その日」というのは、まだ経験ありません。
でもこれは幸せなことであって、両親はもちろん、配偶者や自分自身にも、明日「その日」が訪れても不思議でない年代です。
いつの日か必ず訪れるその日の前に自分は何を想い、何をして1日をすごすのか…。
重松さんをはじめ、ちょうど人生の折り返し点を過ぎた私達世代のための一冊だと思いました。
個人的には、「ヒア・カムズ・サン」と「その日のあとで」に人一倍涙しました。
相変わらず繊細な心理描写と自然な背景描写に、生きる意味と死ぬ意味、そして自分の人生を考えさせらた大切な1冊となりました。
七つの短編集から構成されていますが、最後の3篇、その日のまえに・その日・その日のあとで・は、続きなので、実際には五つの物語です。
同級生、幼馴染、夫、母、妻、のそれぞれの「その日」。
そして、五つのそれぞれの物語は、どこかでリンクされているという重松さんの心憎い演出に拍手です。
私も旦那さんも両親健在なので、本当の親近者の「その日」というのは、まだ経験ありません。
でもこれは幸せなことであって、両親はもちろん、配偶者や自分自身にも、明日「その日」が訪れても不思議でない年代です。
いつの日か必ず訪れるその日の前に自分は何を想い、何をして1日をすごすのか…。
重松さんをはじめ、ちょうど人生の折り返し点を過ぎた私達世代のための一冊だと思いました。
個人的には、「ヒア・カムズ・サン」と「その日のあとで」に人一倍涙しました。
相変わらず繊細な心理描写と自然な背景描写に、生きる意味と死ぬ意味、そして自分の人生を考えさせらた大切な1冊となりました。
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